人間関係で悩む理由。潜在意識が解決のヒントを教えてくれる。ヒプノセラピーセッション事例

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心理カウンセラー 今泉智樹 ヒプノセラピー(催眠療法)を専門に対面セッションだけでなく、スカイプ・携帯電話を使ったセッションで全世界にクライアントを持つ。著書「カウンセリングの技術」はカウンセラー以外の人にも心の本として大人気。潜在意識の声を引き出すカウンセリングはクライアントの悩みを解消してくれます。
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●人間関係で悩む理由。潜在意識が解決のヒントを教えてくれる。
ヒプノセラピーセッション事例

こんにちは。
心理カウンセラーの今泉智樹です。

昨日のヒプノのセッションでは人間関係について見ていきました。

幼いころから何度も仲間外れにされた経験があるAさん(仮名)
そんな経験からか、他人の目がどうしても気になってしまう。
最近も、ある趣味のグループでつながった人たちとはじめてスカイプでお話しする機会があったそうです。
そこで、彼女はどちらかというと聞き役に回りみんなの話を聞いていました。

すると、ふと自分に質問が来た。
その時、一言答えた後、なんだかシーンとなった瞬間があった。

「またやってしまった…」

 

これまでにも何度も感じたことのあるこの感覚。

 

Aさんはその後、その発言の事がずっと気になります。

「大丈夫だったかな?」

そんなに変なことを話したわけではありません。
でも、ちょっと間が空いたあの瞬間が気になる…

そして、それとは別に最近もう一つ自分を悩ます問題が起こった。

同じ職場の後輩から仕事終わったら一緒にご飯食べに行きませんか?
そう誘われたAさん

「えっ?なんで?」
「そんなに親しくもないのに、なぜあなたとご飯を食べに行かないといけないの?」

その後、いろいろ聞いていくと、その人とそこまで仲良くなりたいとは思っていないAさんがいました。
そして、仲良くなることで支配されたくない。。。

 

この二つの問題に共通点はあるのだろうか?

 

彼女は幼いころから仲間外れにされたことがある。
最初にそう書きました。

どういう状況だったのか、いろいろ聞いていきます。
すると、小学校の時、5年生からずっと仲間外れにされていた。
そう教えてくれました。

小学5年生のある日、突然誰もしゃべってくれなくなった。
独りぼっちでつらい毎日。
町で開催されるウォークラリーにクラス全員で参加することになった時も、
自分一人参加しないと先生に申し出たAちゃん

入れるグループがない。。。

でも、そんな日々を送っていると、6年生の2学期でした。
夏休みが終わって、はじまった2学期。
学校に行くと、突然、みんなが仲良くしてくれるようになった。

何が起こったのかわからない。
でも、みんなが話してくれる。。

すると今度は別の子がいじめられるようになる。
すると、Aちゃんは今度はいじめる側になってしまう。

何人かが順番に仲間外れにされていく。。

「でも、卒業式は一人だったな…」

彼女はそうも言っていました。

 

何度も仲間外れにされたAさん

 

中学の時も同じような状況が続きます。
でも、高校に入るとやっとそうやっていじめる人たちから離れることができ、友達もできた。
でも、三年生になった時、新しいクラスを見渡すと友達になれそうな子が一人もいない。。。

Aさんはそう思いました。
そして、また一人の生活が始まります。

●友達になれそうな人ってどんな人ですか?

僕がそう質問すると、ちょっと考えて…

活発な人はダメですね。
おとなしそうな人かな。。
地味目の子。

3年生は3クラスあり、他の2クラスには、友達になれそうなこもたくさんいるんだけど、
このクラスは、派手目で活発な子ばかりが集まったクラス。

仲の良かった友達とも離れてしまいます。

 

なんで私だけ…

 

でも、いろいろ話していくと、一人だけいたそうです。
そう地味目の子が…

でも、この子とはちょっと。。。何かが違う。

派手目なこのグループ。

おとなしめなグループ

そして、おとなしめだけどちょっと違うグループ…

 

人をクラス分けしている自分

 

最初に話した二つ目の悩み。

最近、ある後輩男性に食事を誘われた時感じた感覚。

「なぜあなたとご飯を食べに行かないといけないの?」

この感覚が、高校3年生の時に感じたこの子はちょっと…
その感覚に似ている。

Aさんは、幼いころから何度も仲間外れにされていた。
でも、何度もということは、仲間になった時もある。
仲間になった時には、いじめる側に立ったこともある。

いじめる人間、いじめられる人間
どうやらAさんのなかに人をクラス分けしているような感覚を受けました。

 

その後、短大に入っても同じように人間関係についての悩みは続きます。

 

仲良しグループの中で、ある子がAさんに、「私あの子嫌い」そんなことを言い出します。
そして、仲間が減っていく…

そんな経験を繰り返していると、自分も裏で何を言われているのかわからない。

外の顔を中の顔。。

幼いころから何度も仲間外れにされたAさん
大人になった今も、人の目が気になり心が激しく動揺することも…

今、この人間関係についての悩みが無くなったら人生変わりそうですか?と聞くと
「変わると思います。」そう答えてくれました。

ということで、今回は、なぜこんなに人間関係で悩まなければならないのか?

この問題を手放すために年齢退行療法という、幼いころに戻るヒプノセラピーを行いました。

 

潜在意識を書き換えるヒプノセラピーセッション

 

まずは、ゆっくりとリラックスしてもらい、僕の誘導に合わせいろんなイメージをしてもらいます。
そして、リラックスできたところで自分が一番落ち着ける場所をイメージしてもらいました。

すると、Aさんは、本が壁一面に並んでいるお部屋をイメージしてくれました。

「ここに並んだ本の中に、あなたが今人間関係に悩む理由を書いた本があります。さあ、その本を探してください。」

そう言うと、Aさんは、すぐにその本を見つけてくれました。

椅子に座り、その本を膝の上に、、
そして、パラパラとその本をめくってもらいます。

そして「ストップ!」

ここがあなたの人間関係に悩む理由を書いたページです。

「さあ、今、何ページですか?」

『26ページ』

「では、今から三つ数えると、あなたはこの本の中に入って行きます。数えるよ。。

1、2、3はいスーーーーっと。入ったよ。
あなたが人間関係で悩むようになったあの時に戻ってきた。
さあ、今、あなたはどこにいますか?」

そんな声かけをしていきます。
こうして、誘導すると潜在意識が今見るべき過去へと連れて行ってくれる。

さあ、そんな誘導で出てくる場面。

どんな所に行ったと思いますか?

 

思いもしない記憶が潜在意識より湧き上がってくる

 

先ほど、小学校の時、仲間外れにされていた。
そんな話を書きました。
であれば、Aさんの問題はやはり小学校の時、いじめにあっていたころ、
そこに原因があるのではないか?

そう思われるかもしれませんが、、

Aさんの潜在意識は、そんなところには連れていきませんでした。

事前のカウンセリングで、いじめられた話をいろいろ聞いたんです。
であれば、やっぱりそのいじめが原因かな?
きっとAさんも思っていたと思います。

でも、Aさんの潜在意識が出してきた場所は全然違う場所でした。

 

「今、どこにいるの?」

 

すると、保育園のおゆうぎ室にいる。そんな答えが返ってくる。

一人で積み木のおもちゃで遊んでいる幼いAちゃん
すると、突然、男の子がやってきて、Aちゃんが使っているおもちゃをつかんで奪おうとする。

「なにすんの?」

そこから二人はもみ合いになります。
すると先生がやってきて、「何やっているの!」

「この子におもちゃを取られた。」

Aちゃんがそう言うと、

「僕のだし…」

「違うし…」また、そんな言い合いが。

私は間違ったこと言っていない。だって、この子が今突然やってきて私が遊んでいるおもちゃを取った。

先生は、仲良くしなきゃダメでしょ。そう言うけれど、こんな子と仲良くなれない。

そんなAちゃんにこの男の子の名前を聞くと、ちょっと間が空いて「たつや」って教えてくれました。
全然覚えていない記憶も催眠状態になるとこうして出てくるのです。

 

人格交代で相手の思いや感情を確かめる

 

今度は、このたつやくんに入ってみました。
なぜ、この子がこんなことを言い出したのか?

ヒプノセラピーでは、相手の中に入る人格交代という技法を使います。
相手の中に入って、相手の目でその場を見てみると、不思議と相手の気持ちが見えてくる。

「どうして、Aちゃんが遊んでいたのにおもちゃを取ろうとしたの?」僕がそう聞くと、

たつやくんは、「今日はそのおもちゃで遊ぼうと思っていた」

「Aちゃんに声をかけようと思ったけど、集中してたし、声かけづらかったから取った。」

それに対して、「そんなあなたの予定なんて知らないし!来てほしくない」
そして、Aちゃんは「一緒に遊んでいるって周りに見られたくない。」そう言いました。

一緒に遊んでいることを見られたくない。

僕はセッションをしていてこの言葉が気になりました。
事前カウンセリングの中で、人をランク付けするAさんがいた。
先ほど、そんな話を書きました。

このグループは派手目のグループ、このグループはおとなしめ、そして、おとなしめだけどそこには入りたくないグループ。。。

この「そこには入りたくないグループ」とこの
「一緒に遊んでいるところを見られたくない。」という言葉が僕の中で同じ音に聞こえたのです。

 

人間関係で悩む本当の原因を見つけ出す!

 

なぜ、一緒に遊んでいる所を見られたくないの?
そう聞くと、この子はやんちゃで、みんなから良く思われていない。
そして、みんなから嫌われている。

一緒に遊んで、自分もやんちゃだって思われたくない…

「どうして、やんちゃだと思われたくないの?」

『親に迷惑がかかる…』

突然出てきたこの言葉

いったいどういうことなのか???

これから、この『親に迷惑がかかる…』

この思いが出てくる理由を見つけに、また時間を移動します。

 

『親に迷惑がかかる』

 

保育園に通う幼いAちゃん。
こんな幼い子が親に迷惑がかかるから。そんな思いを持っている。

どうして、そんなことを思うようになったのか?
今、感じているその『親に迷惑がかかる』というこの感覚を初めて感じた日まで戻ってみることにしました。

ヒプノセラピーでは、自由に時間を行き来することが可能です。

潜在意識には時間という感覚がない。
だから、その瞬間に戻ると、その時感じた感情をしっかりと覚えており、再体験することが可能なのです。
潜在意識はすべての事を覚えている。

「さあ、三つ数えると、初めてこの『親に迷惑がかかる』という思いを感じたあの時に戻るよ。
1、2、3はい スーーーッと…」

「戻ったよ。今、初めて『親に迷惑がかかる』と感じたあの時に戻ってきた。
さあ、今どこ良いるのかな?」

そう尋ねると、『病院にいる』そう教えてくれました。

 

病院にいる自分をしっかりと感じていきます。

 

すると1歳の自分であることがわかります。
目の前には病院の先生。
そして、どうやらお父さんの膝の上に座っているよう。。

Aちゃんは今、精密検査から帰りお父さんと一緒に先生の話を聞いているところでした。
そして今、目に光を当てられている。

お父さんの膝の上に座っているAちゃん
後ろにいるお父さんの顔を見てもらいました。

「お父さんはどんな顔してる?」

『こわばった表情。なんかピリピリしてる…』

「そんなお父さんの顔を見てどう思う?」

『ごめんなさい。そして、さわいじゃダメ』

突然、謝り、もうこれ以上騒いではダメ。泣いちゃダメ。と必死で涙をこらえているAちゃん

 

Aちゃんが突然謝った理由とは?

 

今度は、お父さんに入り、今の状況、何が起こっているのか、聞いてみました。

すると、お父さんは、
「目の見え方がおかしい気がしていた。焦点があっていない感じがして…」
そう教えてくれました。

実は、Aちゃん、生まれた時から右目が見えていなかったのです。
そして、そんな自分を責め、一生懸命お父さんに謝るAちゃん。

そんなAちゃんを見てお父さんはどう思っているのか?聞いてみると
「仕方がない。謝る必要はない。」そう思っておられました。

今度は、その思いをAちゃんに向かって伝えてもらいます。

すると、お父さんは優しい声で

「あなたのせいじゃないよ。何とかなるから。大丈夫だから…」
そう言ってくれました。

また、Aちゃんに戻りそう言ってくれたお父さんの表情を見てみると
優しい笑顔でAちゃんを見てくれていました。

「気にしないでいいよ」

そして、お父さんはAちゃんの頭をなでてくれました。

あったかい気持ちになるAちゃん。あんなに泣いてたAちゃんが安心した気持ちになりました。

最後に、この場面に大人のAさんも登場してもらいました。
そして、お父さんに頭をなでてもらっているAちゃんを見てもらいます。

すると、「よく頑張ったね。もうがんばらなくていいよ。好きに自由に生きていい。」
大人のAさんも、小さいAちゃんにそう言ってくれました。

 

潜在意識のすごさ

 

人間関係がうまくいかない。
そんな悩みを解決するために始めたヒプノセラピー

最初は、いじめられた過去。
仲間外れにされた過去の出来事が出てくるのでは…
そう思っていましたが、全然違う場面を潜在意識は出してきた。

潜在意識は、見るべき過去をこうして運んできてくれます。
頭で考えたきっとここが自分の問題である。という思いをはるかに超えた見るべき場所へと連れて行ってくれるのです。

ヒプノセラピーが終わり、Aさんとお話をすると
目が見えないことにずっと引け目を感じていた。そう教えてくれました。
そして、それが、自分をランク付けし、周りもランク付けしてしまっていたのかもしれない。。。

きっと、Aさんの中には、いつもこの病院でお父さんに「ごめんなさい」と謝っていた小さいAちゃんがいたのだと思います。
そして、泣いちゃダメ、さわいじゃダメと自分を責め、周りを気にして生きてきた。

でも、今回、ヒプノセラピーを使い、自分の中にいる幼いAちゃんを癒すことができました。

あんなに泣いていたAちゃんが笑顔になって安心できたんです。
だから、もう大丈夫。

きっと、いろんなことが変わってくると思います。

●いかがでしょうか?

僕は、今回ヒプノセラピーのセッションをさせていただき、あたらめて潜在意識のすごさを感じました。
本当に必要なものを出してきてくれる。

このことをあなたにも伝えたくて、こんなに長く書いてしまった。。
最後まで読んでいただき本当いありがたく思います。

ということで、今回のこのお話はおしまいです。

あなたも変えたい自分がいる。そう思う方はぜひこのヒプノセラピーにチャレンジしてみて下さい。

きっと何かが変わると思います。

それでは、今日も最後までありがとうございました。
笑顔いっぱいの一日になりますように。。。

今日も自分を喜ばそう(^^)/

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心理カウンセラー 今泉智樹 ヒプノセラピー(催眠療法)を専門に対面セッションだけでなく、スカイプ・携帯電話を使ったセッションで全世界にクライアントを持つ。著書「カウンセリングの技術」はカウンセラー以外の人にも心の本として大人気。潜在意識の声を引き出すカウンセリングはクライアントの悩みを解消してくれます。
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